2011年01月04日

第16回オキナワ・クラブカルチャー

第16回放送のテーマは 「伝説のチーム MU」

前回のテーマ「黄金時代90年代のヒップホップ」の沖縄のシーンで触れましたが
今回のテーマは「伝説のチーム MU」です。

第16回オキナワ・クラブカルチャー
脱線話やパンチラインがお聞きになりたい方は、是非 番組 過去データにGO!
番組↓
http://www.ustream.tv/recorded/11597656

ではでは 本文

ミキトニー M) このコーナーは、那覇市でDJレコードショップを16年経営し、フリークプロダクションとしてもオキナワのクラブシーンに貢献してきたアンクル・カヤさんに、NY、東京のクラブの発祥時期から現在のオキナワクラブシーンにいたるまで、私、糸数美樹が質問をしながら語っていただくコーナーです。

M)宜しくお願いいたします。
K)はい、前回は沖縄の90’sヒップホップ黄金時代を紹介しましたが、そこでも簡単に紹介しましたが、今回のテーマは「伝説のチーム MU」です。伝説の大陸MUでは ございません。
  実は私のチームなんです。伝説ってつけるのは大変おこがましいのですが、MUという名前とカルトさも含めてご理解いただければ幸いです。話を90年中期の沖縄にタイムスリップ!

まずチームメンバーや軌跡

93年 現在CMRの場所にあった初期フリークショウ!に一人の男があらわれるんですね。
彼は何度かレコードを買ってくれてたんですが、ある日、RAPの話になって、1本のテープ持ってきたんですね。
私も東京でやってましたが、沖縄ではRAPしてる事は言ってませんでしたし活動もしてなかった。当時沖縄ではRAPする人間はいませんでした。その彼こそがMUのリードMCであるTAMA FREEZE なのです。

意気投合し 私と彼で曲を作ろうってことになった。
話は東京に移りますが、翌年、翌々年、東京では、雷やブラックマンデイやさんぴんCAMPが盛り上がってきて いよいよ日本語RAPが到来しました。
しかし沖縄は日本語RAP浸透が一番遅かったといえるかもしれません。

私の分析では 勿論 島であり情報や距離的な問題もあるとは、思いますが、直輸入のUSA文化で育ったウチナンチュには日本語?という壁や偏見が強かったのかもしれません。実際 私も英語でRAPやった世代ですし、私の上のSOULオヤジ世代は日本語のRAPやR&Bは絶対認めませんでしたね。

で、話は戻りますが、日本語RAPを初期からやっていたのは、やはりマイクロフォンページャーでしたね。
MUROやTWIGGYのチームですよ。

その後、西麻布にZOAというクラブがあったんですが、その月曜に集まったMCで主催されてたのが、伝説のブラックマンデイというイベントでした。サンピンCAMPの初期メンバー勢ぞろいでブレイク前の状態ですね。
因みに私は そのクラブで金曜日DJやイベント(K PLAY IT COOL)てのをやってましたね。なんたって当時その西麻布のZOAの裏に住んでいましたから 便利だったしモテましたね(笑

で 90年中期、遅れながらも沖縄にも日本語RAPの波が押し寄せた訳です。

第16回オキナワ・クラブカルチャー
1996 MURO with DEV LARGE × MU レアフライヤー

(ここでMUのキャリア紹介です)

93 TAMA FREEZE とKAYAでチーム DJはKAMA
94 KAMA RAPを始める。BUGG(DEWY)加入。DJはメカルからDJ Hinga HIGAに変わる。
95 沖縄初 MC,DANCE,DJのHIPHOPビッグイベント(Wild for Da Nite)主催。420名集客。
96 DJ Hinga HIGA MIXTAPE (イエローページ)全国でビッグセールス。
97 初の沖縄ヒップホップコンピ【A sign Bootleg】 シリーズTAPE , CD リリース開始
98 M.U. DJ Hinga HIGA 共に Vestax 沖縄大会優勝。全国に出場
99 SONY( 辻 仁成)レーベル契約
99 DJ Hinga HIGA日本DMC チャンピオン獲得。NY世界大会にPlanet Choppin’ Fingaz で出場
99 東京西麻布(CLUB Yellow)にて初の沖縄ナイト(ニライカナイ)主催。大雪だが400名集客
99 Farmer The N.O.I 所属 M.U.として活動。 Bugg、C響、風神雷神 脱退
2000 M.U. ソロアルバムCD 【1994- 琉球の逆風】 リリース
2001 沖縄北谷(サードフロアー)にてヒップホップ・マンスリーイベント(HomeTown)スタート
AWICH 所属
2003東京下北沢 CLUB EDGE&BASEMENT 沖縄ナイト(MoASHYBY04)主催。

第16回オキナワ・クラブカルチャー
リードMC TAMA FREEZE

第16回オキナワ・クラブカルチャー
現在 アンクル カヤ こと KAYA

第16回オキナワ・クラブカルチャー
KAMA

第16回オキナワ・クラブカルチャー
ご存知 DJ Hinga HIGA

第16回オキナワ・クラブカルチャー
YOPPI

第16回オキナワ・クラブカルチャー
Farmer The NOY

2004あたりから NOYがレゲエの和響にいったり、仕事で独立したり 家庭をもったりして皆自然に活動が止まっていくわけですね。よくある話かもしれませんが アルバムをリリースすると、ひと段落し満足してしまったりする訳です。個人的にいうと35歳越えたあたりから、SAY HOは少しきついものを感じてました~
現在のMCと違い4人から5人のMCですからね。まとめも大変でしたが、練習だけは週1回必ずやりましたね。
本番では酒ドロドロですが、、アルカホリックスやビートナッツ ラインですね。
でもSPORTYでFUNKYな感じがあったと思います。
第16回オキナワ・クラブカルチャー
1999 西麻布 YELLOW 沖縄ナイト MUライブ

第16回オキナワ・クラブカルチャー
沖縄大学 学園祭 MUライブ

第16回オキナワ・クラブカルチャー
ジブラ DEWY LIVE at SLUM


今は、RAPが浸透した事によっていい面もあれば悪い面もある。
ジブラ×ドラゴンアッシュ以降RAP曲もカラオケにいっぱいある時代です。
それはそれでいいんですが、広がる事によってCOPY CAT MCが増える訳です。
また最近ではDJと組んだりチームではなく個人個人の世界でオナニーMCも多い。適当なオケ曲を知らないCDJに渡してMCするんです。そんなのはHIPHOPじゃないんですね。カラオケですね。そんなのはLIVEでも何でもないんですね。

ウチはDJヒンガヒガがスキルもあったって言う事もありますが、例えば4人MCの各バースごとにオケを変えたり、かなり凝ったLIVEや仕込みしてましたよ。そんなチームが近年あまりみられないのは残念ですね。時代ですかね、、個人個人の世界になってるんですね。
でもMC、何かを伝えたいわけですから過去からの音楽、文化、そして未来へどうやってタスキを渡していくかを 頭の片隅にでもいいですからおいてLIVEや制作してほあしいですね。
ハッパでぼけのMCのオナニー妄想かっこつけRAPはカンベンですね(笑

2010 12月30日 火の玉ホールのイベントに unqle KAYA と DJ Hinga HIGA  DEWY ゲストで
久々にMUのメンバー一部揃いましたね~

第16回オキナワ・クラブカルチャー
KAYA DJ Hinga HIGA

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http://blog.goo.ne.jp/freeekshow

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怪談降臨
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