2010年07月11日

第1回オキナワ・クラブカルチャー

第1回オキナワ・クラブカルチャー

コーナー解説

那覇市でDJレコードショップを16年経営し、フリークプロダクションとしてもオキナワのクラブシーンに貢献してきたアンクル・カヤに、NY、東京のクラブの発祥時期から現在のオキナワクラブシーンにいたるまで、糸数美樹が質問をしながら語っていただくコーナーです。

テーマ「CLUBとは?DISCOとは?」

記念すべき第一回目は、バブル後期東京~現在の沖縄CLUBシーンまで活動する
私 アンクル・カヤが、時間の許す限りミキトニーに今回のテーマを簡単にまとめる形となりました。
回を追っていくごとにカルトな事レアなネタまで飛び出すと思いますので、音楽事情に詳しい方も再確認の意味でおつきあいくださいませ~


ミキトニー(以下 M) 宜しくお願いいたします。
アンクル・カヤ(以下 K) 宜しくお願いいたします。

M)まず私は、18歳から上京し、沖縄県内のクラブというものに、ほとんど行った事はないですし、音楽、クラブミュージックの細かいジャンルには、精通してませんが大丈夫でしょうか?

K)ノー プロブレムです。その為のコーナーです。昔DISCOに通ってブギってた年配の方から音楽初心者さんまで楽しんでいただける内容になると自負しております。

M)強気ですね~ 先にカヤさんのキャリア、プロフィール読ませてもらったんですが、バブル後期~東京で過ごされて、その後、沖縄に移住してこられたんですよね。

K)元々 生まれは四国で、高校時代は当時生まれたブレイクダンスに飛びつきダンスしたり黒人音楽好きで田舎では浮いていました。大学進学で上京し、東京では多くのDISCOやBARに通いました。
卒業後、就職したんですが内緒で六本木や西麻布でDJしたりパーティをオーガナイズしました。
93年あたりに。相方のKAMAと一緒に会社辞めて移住しました。当時は沖縄ブームもなくDJやCLUBカルチャーもまだ知られてない時代だったので、周りからは反対されましたね。
現在相方は東京に戻りましたが、僕は17年目ですね。現在も続いているDJ、レコードショップ(フリークショウ!)を立ち上げ、音楽制作のフリークプロダクション運営。制作方面では、HipHop色が強いんですが、日本DJチャンピオンなったDJヒンガヒガAWICHがCDデビューしました。僕のチーム MUも沖縄初のRAPアルバムだと思います。95年~2000初期がピークでした。その後は、AWICHのプロデュース、私自身はDJやったり沖縄クラブのコンピCDリリースしたり、東京で初のオキナワン・ナイトなど主催してきました。書き物もするので、なんでも家ですね。

雑談後 M) さて今日のテーマは、DISCOとは?CLUBとは?ですが、、、、

K)文章まとめてみたので、ミキトニー 読んでみてくださ~い!

M)まずDISCOとは、「DISCO」という言葉は、フランス語の「discothèque(ディスコテーク、または、ディスコテック)」を語源としている。マルセイユの方言で「レコード置き場」の意味であった。第二次世界大戦中に生バンドの演奏が困難となったナイトクラブでレコードを代わりに掛けるようになったのが始まりであり、第二次大戦後にパリに「ラ・ディスコテーク」と呼ばれるクラブが出現したことにより定着したといわれる。
70年代にはアメリカのテレビ番組である「ソウル・トレイン」人気が沸騰した影響で、ほぼ同時多発的にディスコ・ブームが世界的に巻き起こり、大都市のみならず全米でディスコ・クラブが登場し、ヒットチャートの上位を独占するようになる。詳しく述べると日本では、68年に赤坂に出来た「ムゲン」「ビブロス」がディスコの走りといわれている。70年代から波が訪れその後、77年のジョン・トラボルタ主演の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が大ヒットした。新宿、上野、池袋、六本木などの繁華街に多数のディスコが開業し、夜遊びの馬は完全にディスコに移った。
80年初期、新宿でDISCO帰りの中学生女子が殺害された事件が起こり深夜営業の禁止・未成年者の入店規制など取締りが強化され一時、新宿は衰退した。しかし80年代前半サーフャーDISCOブームが訪れ、六本木スクエア・ビル(1F、4F以外全てDISCO)などがブレイクし、その流れも衰えず80年代中期にピークとなった。

K)お疲れ様でした。
ミキトニーのお父さんの時代ですかね。沖縄は特にディスコ文化が盛んです。僕は当時沖縄にはいませんでしたけど、仕事の関係で17年、色々取材してきました。
那覇ローラースケートランドって知ってます? 立ち退きの最後は署名運動まであった伝説の遊び場。
M)んーきいたことあるかも、、
K)ローラースケート場にDJですよ。光GENJIのもうひとつ前の最初のブーム!僕も小学校の頃、地元の商店街アーケード内を
スイスイ走ってました~ (以下 雑談省略)
USAの文化直輸入ですね。ローラースケートDISCOですよ。内地にもDISCOは多かったですが、沖縄のディスコカルチャーはすごいですよ。「サンシャイン」や「コナ・ガーデン」、「イエロー」、「クレオパラッツィ」「スクランブル」などいっぱいいっぱい伝説の箱があるんです。私も大学生の時 観光でりゅうぼう横の川沿いにあった「クレオパラッツィ」に行きましたが凄かったですよ。これは六本木にもあって、この辺の話は、次回、また特集していきましょうね。 

M)で 今日のテーマなんですが、CLUBとの違いは?
K)ミキトニーは どう思います?

M)DISCOはキメてお立ち台とかあって、、CLUBは1つのフロアーで踊るっていうか、、


K)歴史的背景も絡めて簡単にまとめて、話しますと、バブル崩壊後、多くのDISCOが閉店し、NY直輸入系の箱が出来てくるんですね。ウォーターフロント開発など東京での話しになりますが、NYのシーンを学んだDJたちにより、直輸入系のリアルなクラブが次々とオープンされるんですよ。86年にはアーティスト日比野克彦氏とDr. KOYAMA氏らの手がけた六本木「J-Trip Bar」がオープン、その後、原宿「CLUB D」、渋谷「インクスティック」、渡米前のDJ YUTAKA氏もいた渋谷「HIPHOP」。
芝浦「GOLD」、青山「MIX」などなど。特に89年に誕生した「GOLD」にやられた方は多いと思います。NYクラブ直輸入で、DJ陣、各フロアー内装、サウンドシステムは新鮮であり、何よりそこに集まるクラウド(お客)がいい感じであったんです。
詳しく知りたい方は、「高橋徹」氏のガイドブックなどを是非チェックして下さい。

で、日本国内DISCOは絶滅したといってもいいが、沖縄だけはそのスタイルが残った。
沖縄で今あるCLUBといわれてるものでも、私からするとDISCOなものは多いです。
どっちがいい悪いっていうんじゃなくてね、、話は 少し脱線しましたが

当時のDISCOは、お客さんの求める音楽に答え、ゴージャスな空間を提供する。会社員、OL、大学生が多く、女性はお姫さま。CLUBは、新鋭デザイナーなどの空間、或いはコンクリート打ちっぱなしの空間で尖がったDJがリクエストなしに己の選曲をする。CLUB初期の西麻布 ピカソあたりでは所謂、業界人が多く、女性は自立した職業の人が多かった。
DJやお店側から言うと、ヒットチャートを意識するかどうかの違いである。
これこそが、「DISCO」と「CLUB」の違いである。どうでしょうか?何となく分かりましたか?

M) はい。私もバブル経験したかったです~(笑) 雑談

K)黒服こそ着ていませんが、そのDISCO要素強い沖縄の箱ですが、泡盛フリーとか内地の人が驚くフリードリンク・システムやカルチャーがあるんですね

来週は、沖縄伝説のDISCOあたりのテーマで語ってみたいと思います。結構 沖縄はスゴイんですよ~


*****

生放送中に、Twitter でメッセージ送っていただいたmiyashitasammy さんの チークタイム あるかどうか という
コメントも いい意見でしたね~

僕はギリでチークタイム経験者ですね。席から立って 女性の席に行って誘うの大変でしたよ~

恥ずかしくて 恥ずかしくて、、

でも成功して 2人とも 酔っ払ってたりしたら 体と体 接近しちゃうんですね~これが、、

何故か 日本の歌 「恐怖新聞」でオナジミの つのだじろう さん の弟さん

つのだ ひろ さんの「メリージェーン」なんか かっかってましたね。

僕 カラオケでも歌えますもん、、「MaryJane on my mind I ~try my eye oveeer youuuuu~」なんてね。

近いうちに 
テーマ「チークタイム」もいいですね~ 実演付きでね、、、、、



さてさて イベント紹介では、僕もフェイヴァリットなデトロイトのDJ セオパリッシュ紹介しました。

第1回オキナワ・クラブカルチャー


Theo Parrish / HIKARU 7月19日 那覇 国際通り BeGREENですね。

沖縄移住のblasy head のHIKARUも楽しみですね~

セオは開南時代の「火の玉ホール」以来5年ぶりの沖縄ですね。彼の日本での人気も今 ピークですね。

彼についての説明は ここですると長くなるので 興味ある方は、私のお店ブログのコーナーチェックして下さいね




色々意見 コメントもお待ちしております

ではでは、、来週木曜日21:00-またお逢いしましょう~

アンクル・カヤ 7/9.2010



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プロフィール
unqle K
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怪談降臨
-kwaidan calling-
第1回放送は7月1日
深夜24:00-より放送
第2回放送日は
  8月5日(金)22:00
毎月第1金曜日22:00~

怪談降臨
-kwaidan calling-

沖縄から世界に発信する新!怪談番組

パーソナリティ

アンクル・カヤ
小原猛 「琉球怪談」
諸見里杉子(アナウンサー)
リーヤ

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オキナワコーリン
okinawa calling

沖縄のサブカルチャーを生でお届けするUstream番組です。パーソナリティは、沖縄クラブ界のアンクルこと カヤ と 現在、FM沖縄『ゴールデンアワー』でも人気のミキトニーです。
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